第1回 ふるさと発見講座「川崎の発展に尽くした人物伝 ~内藤慶雲を中心とした川崎の石工たち~」 終了しました
・開催日 平成28年5月14日(土) 午前10時〜12時
・講 師 林 浩一(郷土史研究家)
◇内 容
内藤慶雲は、かつて大山街道が通る溝口に仕事場を構えていた石工である。慶雲は、東京から横浜に至るまで広い範囲に渡って活躍し、多くの作品を残した指折りの石工であったといわれる。
講演の中心は、内藤慶雲という人物像である。作品の年代解説によって、慶雲は当初「留五郎」という名で活動していたことが、年齢を重ね「慶雲」という名で活動したことが石像物刻印から読み取れる。
講演会の中で話題が集中したのは、「慶雲作業場」と看板が掲げられた一枚の写真であった。隣には、木造2階建ての当時の高津警察署が見える。会場から「写真を見て子どもの頃『この石屋はとっても古い石屋なんだ』と親によく聞かされていた。」と懐かしそうに話をしてくれたことがきっかけで一人、二人と話題が広がった。また、「石工さんの偉大さを感じた。石工者の記載されている場所など次、歩く時は、その場所にも注意を向けたい」などと感想をいただいた。
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